|
2006年 07月 22日
掲示板は、サラサラヘアの少女の写真で盛り上がっていますね。
確かに写真は「氷点」のヒロインを演じた内藤洋子に似ています。 そこで今回は、氷点について少し詳しく書いてみます。 三浦綾子原作の「氷点」といえば、人間の原罪を描く名作です。
あらすじからわかるように、原作では主役は娘・陽子ではなく、母親ですが、 1966年、テレビドラマ化されヒロイン陽子を演じたのが当時16才の内藤洋子です。 可憐な容姿とけなげな演技が絶賛され、母親役・新珠三千代がいたいけな娘をいじめる姿に日本中が震えました。 当時巻き起こった氷点ブームは、内藤洋子ブームといっても過言ではないでしょう。 同年、映画化された際のヒロイン陽子役は安田道代(のちの大楠道代)でしたが、内藤洋子の可憐さに到底及ばず、やはりけなげなヒロイン陽子役は内藤洋子との印象が強まりました。 映画では美しく成長した娘に嫉妬し憎悪の炎を燃やし、虐げる母親役は、当時美人女優の誉れ高い若尾文子でした。 さて、ここまでで「氷点」についての解説は終わり。 以下は船長さんの日記より、引用です。 金魚大賞「船長は十分我慢している」^^ 親友「陽子」 なお、氷点の舞台は、北海道旭川市。 氷点ブームの頃、北海道に住んでいた船長さんは17歳。 ちょうどヒロイン陽子を演じた内藤洋子と同じ年ごろです。 きっと船長さんも悲劇のヒロイン陽子に、また人気アイドル女優内藤洋子に、ご自身を重ね、画面を食い入るように見ていたことでしょう。心の中で邪魔な存在を内藤洋子を虐げる母親役・若尾文子に重ねることもあったかもしれませんね。
by watcher2005
| 2006-07-22 21:44
|
ファン申請 |
||